04/30 10:20 続きです…
辺りが段々薄暗くなってきて…
マズイわ、どうしよう…
このまま夜になってしまっ たら、公園には誰もいなくなってしまいます。
助けを求めることも出来なくなってしまいます…
オジさん達の思うツボ…
それだけは避けなくちゃ… 何とかその前に逃げなくちゃ…
心臓の鼓動が高鳴り、地に足が着かない感じで…
不安と恐怖心の中、とりあえず最初のトイレの建物に隠れて考えます。最初のオジさんが相変わらず、木の陰でジッとこちらを見ています…
でも薄暗くなってきて、オジさんのいるとこがかなり見えにくくなってきて…
見失いそうになります。
でもちょっと待って…
と、言うことは…？
相手からも私の姿は見えにくいハズ。このままもっと暗くなれば…
上手く姿を隠して逃げられるかも…
私は決心しました。夜になりきる前、まだかすかに周りが見えるくらいの夕暮れ時を見計らってこのまま表通りに走って逃げよう…
逃げる道は…
今見張られている最初のオジさんのいる方か、3番目のオジさんがいる方へ。コワモテのオジさん、強そうだからそこは避けよう…
最初のオジさんか、3番目のオジさんなら追いかけられても振り切れるわ…
秋は日が暮れ出すと早い…
ほどなく辺りが紫色に染まり… 公園にいた人達の声が聞こえなくなり…
夜になりきる前、濃い夕暮れ時になりました…
イイネ！(5) 
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