[1110]  みちこ
11/03 21:07
病院にて

憂鬱な検査が終了し、あの開脚した形から元の椅子の形に戻った診察台で座ったまま、しばしの間みちこは放心状態だった。

なかなか検査室から出てこないので、心配した看護師がショーツを履かせてくれた、どうやら先程のナプキンが装着されているみたいだ。
いつも使っている生理用ナプキンより相当分厚い物が股間を包み込んだ。

待合室で待っている間、拡大した尿道のせいか、頻繁に尿意を催し、排尿すると激痛がはしる。切れが悪くいつまでもダラダラと雫が垂れる、そこで装着されていたナプキンは尿漏れパットなのだと知った。

先生に呼ばれ、検査の結果、膀胱内部は異常なし。
経過観察の為ついでに前立腺も一応見ておきましょうと、また診察台へ寝るよう指示される。
普通なら横を向いての検査なのだが、膀胱鏡検査の後という理由で恥ずかしい四つん這いでの体位で検査することになり、恥ずかしいながらも、胸をベットにしっかりつけることと、脚を開いてしっかりお尻を突き出すように指示された。

看護師にショーツをずらされ、ゼリー状の物を肛門にゆっくり塗り込まれる。肛門が緩んできたところを両手で開かれる。そして先生の指がゆっくり挿入され内部の検査が始まる。その指の押さえるあたりが、経験したことのない感覚にみちこも息が荒くなるも、先生も看護師も全く表情も変えずに検査は進む。どうやら精液が漏れていたらしくそれを看護師が採取していた。

精液を採取しましたがちょっと血液が混じってピンク色になってますね。一応検査に回しときます。
はい、それでは今日の診察はおしまいです。

しばらく尿道が普通に戻るまでは違和感と尿漏れがあるかもしれませんので、しばらく尿漏れパットの装着をおすすめします。
また半年後に経過観察に来てください。

と、肛門がぬるぬるしたままショーツを穿かされ会計を待つように案内された。
気持ちが悪いのでトイレで生理用ナプキンも付けて帰りました。

これがみちこの持病で数年ごとにくる血尿の検査の一部始終を、姿だけみちこで再現した妄想劇場です。
一部ちょっと脚色してますが…しかし本当にこの格好で診察に行ったら怒られますね(笑)

またまた後日談につづく


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