09/01 21:17 ラストです…
No.135[新興住宅地～ヤンキーの男に絡まれて⑥]
…これで私は本当に、ホッ…
これでもう大丈夫かな…
男はまた、コンクリート塀を囲む道路をグルッと周回してくるでしょう。でもたった今、私の目の前を猛スピードで走り去ったところです。
また同じ場所に戻ってくるには5分くらいかかるはずです。
よし、今しかない…
私は体に力を入れ、動き出します。
脚は…体は…
本当に幸いなことに、単なる打ち身で済んだみたいです。
もう衝撃と痛みはほとんど感じません。
よし… 動ける。
歩けるわ…
私は階段を昇り、今しがた車が走り去った道路へ…
身を隠して着替える為に、墓地の方へ向かいます。
出来る限り足早に、後ろを何度も振り返りながら…
ドクン、ドクン…
心臓が高鳴り、少し震えながら、私は懸命に歩いて…
墓地に辿り着きました。
ホ～ッ… 私は安堵します。
身を隠し、いそいそと着替えて…
男に戻りました。
その間、また遠くからブォォ～ン…
男の車が近づいてきます。
まだ私を探してます。
私は墓地に身を隠し、様子を…
また車が猛スピードで走り去って行きました。
私はそれを見届けて、ようやく…
近くに止めていた自転車に乗り、家に帰ることが出来ました。
あ～ 怖かった…
１年前の秋、森林公園でオジさん三人組につけ狙われて、とっても怖い思いをしたあの時以来の恐怖体験でした。
竹林の斜面から脚を踏み外し、激しくうちつけたお尻と脚は家に帰り、気分が落ち着くとやっぱり痛み出し、しばらくは動き辛かったです。
お尻、左太ももの裏は沢山の擦り傷だらけでした(^^;
でも…
落ちどころが悪く、骨折したり大ケガをしていた可能性は十分ありました。
単なる打撲と擦り傷だけで済んだなら、本当に御の字です…
しばらくの間、私はミニスカ女装する気にはなれませんでした。
もうあの場所には行けないな…
それ以来、私は新興住宅地には行かなくなったのです…(^^;
イイネ！(6) 
SHV48 
pcR7bEbU [編集] [削除]
親スレッド
管理