[1933]
仁美
12/06 20:58
続きです♪
No.390[大阪城公園〜 運命の人との出逢い❤️…B]
私は我に返ると、不意に人の気配を感じました。
誰かいる…
少し離れたところから、私のことをジッと見ている男性がいました。
私はドキンとして、急に緊張します。
…誰かいたじゃない…
気づかなかったわ。
いつから見られてたのかしら…
そんなことを考えていると、その男性は私の方へゆっくりと近づいて来たのです。
私は緊張で体がギュッとこわばり、胸がドキドキして…
下を向いたり、髪をかきあげたり、モジモジしてました。
「…綺麗な景色ですね」
その男性が微笑みながら話しかけてきました。
私は喋る訳にもいかず、はにかみながら頷きます…
するとその男性、私と同じように手すりに手をかけ、景色を眺めています。
しばらく間が空いて…
私はどうするでもなく、髪を耳に撫で付けたり女らしい仕草を装いながら、同じように景色を見ていました。
男性はその間、私をチラ見しているようでしたが、
「…お一人ですか? 」
そう聞いてきました。
私はまたちょっとはにかみながら、頷きます。
すると男性は小さく笑いながら、
「ハハ… ごめんなさいね、声かけたりして… いや、あの…」
男性は言葉を切り、そして…
私のことをジッと見つめるんです…💗
イイネ!(5) K pcR7bEbU
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