[207]  麗美
11/16 23:43
第四話/04

「れみちゃんが、そう言うなら……。でも、いつか絶対、れみちゃんを助け出してあげる。だから、れみちゃん、俺を信じて待っていて。」

「うん。」

ひとこと返事をすると、僕は我慢していたものが溢れ出したようになって、ボロボロ涙を流しながら、かずお君の首に両手を回して抱きついてしまいました。

「かずお君、ありがとう。とってもとっても大好き。ずっと待ってる。」

またしばらく、かずお君と僕は抱擁をしあい、唇を重ね合わせました。その時、僕はふと思いついたことがありました。

「和夫くん、ちょっとお外に出かけよう。」

そう言いながら、僕はカバンの中にあるカチューシャやピン留めを髪につけて、愛用している丸メガネを出しました。

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イイネ!(1) SH-41A
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