[2429]  あい
07/13 06:33
8・9話同時にアップしちゃいますね

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【 ついてる奥さん 】(8)


『アイ、さっきの姿とっても可愛かったよ
 これからも時々しようね』

「あん、もぉ、あんな風に見られるの
 とっても恥ずかしかったし、あの姿勢でずっとは辛かったんだよぉ

ソファでのエッチの後、いつものように一緒にお風呂に入りました。
結構大きなバスタブだけど二人で入るとさすがに窮屈。
先に入ったカレに後ろから抱きしめられるよう重なってお湯に浸かっています。

「全然動けないのにあんなに苛めるんだもん。」

『へえ〜 いじめるねぇ
 ずっとビンビンだった奥様がそんなことおしゃっても、
 まったく説得力ありませんよ〜』

カレは抱いてた手を胸と股間へと滑らし、
愛撫しながらからかうの。

「わあぁんっ!」

急な愛撫に暴れると二人の間のお湯が撥ね、
カレの顔を濡らした。

『わっ、暴れるなよ!! 顔にかかったぞ!!』

「ごめ〜ん
 だって、急に触るんだもん、、、 」

声を荒げて叫んだカレを謝りながら慌てて振り返ると、
悪戯っ子みたいな微笑みを浮かべてるの。

「もう、ホントに子供みたいなことするんだからぁ
 からかった罰に私を洗ってよ 」

『はいはい、奥さん。
 心を込めて洗わせていただきます、です。 』

先にお湯から上がった私が椅子に座ると、
カレはその前でネットで泡立てた石鹸の泡を溜め始めました。
十分に溜まるとそのキメの細かい泡を手で私に塗りつけていく。
差し出した手脚、胸、背中、お尻、股間、、と、
カレの手が触れないところは無いの。


出逢ったその夜に私の肌を綺麗と褒めてくれたカレは、
その時以上になるようにと私の肌を磨いてくれる。
さっきみたいな、ふざけあいをしてなくても、
カレは一緒にお風呂に入ると、だからほとんど毎晩になるけど、
こうして愛情たっぷりに洗ってくれるの。
時にはそのままエッチしたりもね。

私を洗ってもらった後には、私がカレを洗う番。
カレは固めのタオルで擦るのが好きだから、
同じように泡立てた石鹸をタオルにとって全身を擦ってあげるの。
あっ、あそこは手でだけど(笑)

髪もお互いのを洗い合うからお風呂はすごく長くなっちゃう。
そして、お風呂からあがるとカレはバスタオルで身体を拭いて、
心地良い香りのボディーローションを全身に塗ってくれるの。
腋の下やおちんちん、そしてアナルまでもが、カレの手や指で。

そして、こんどはベッドの上で・・・。



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【 ついてる奥さん 】(9)


PiPiPi・・・

目覚ましが鳴るのをすぐ止めて、
昨晩いっぱい頑張ってくれたカレを起こさないようにベッドから抜け出す。
身支度と薄化粧をしてから朝ごはんを準備します。
カレにはしっかり朝ごはんを食べていって欲しいから、
お豆腐と薄揚げのお味噌汁を作って、そして今日は鮭を焼きました。

「あなたぁ、そろそろ起きてぇ 」

『うぅ〜〜ん、おはよぉ、アイ 』

ベッドの中でまだ眠たそうな顔のカレにベッドの横から身を乗り出してキスすると、
抱き寄せてベッドの上に引き上げようとするの。

「だめよぉ、早く起きないと 」

『朝ごはん抜きでもいいから、、なぁぁ」

「だめだめぇ、朝ごはんちゃんと食べないと、、
 あぁん、冷めちゃうよぉ 」

朝から求めようとするカレをなんとかなだめて、ベッドから起き出させるの。

一緒に朝ごはんを食べているとカレはにっこりしながら言った。

『今日は早く仕事を終らせるから、
 6時半に北新地駅の改札で待ち合わせてデートしよう。
 お洒落しておいでよ 』

「うん、あなたぁ〜」

私は嬉しくってカレに飛びついちゃった。
カレは今日が初めて会ってからちょうど一ヶ月になるって分かってるの。
あの日も今日と同じ金曜日だったし、私もお祝いしたいなって思ってたんだぁ。


もぅ、カレを会社に送り出した後はワクワクでたいへん。
一緒にいるだけで幸せだから家の近くの河川敷公園をお散歩したり、
商店街で一緒に買物したり、可愛い喫茶店でゆったりするもとっても好き。
もちろんお家の中で、、、も大好きだし(笑)
でも、待ち合わせの北新地みたいな繁華街には一緒に住んでから行ってなくて。
お洒落してあんなとこ行くって考えるだけでウキウキしちゃう。
記念日のデート、どこに連れてってくれるんだろぉ。
お洒落してって言われたけど、なに着ていこうかなぁ、
スナックのバイトで着てたドレスみたいなのがいいかなぁ。
でもそんなのだと、カップルっていうより同伴って見られちゃわないかな。
ランジェリーは、うふっ、カレの喜びそうな大胆なのがいいよね。
こんなこと考えながらだとお洗濯やお掃除もとっても楽しい〜。



『アイ〜、こんなのどうかなぁ』

待ち合わせ駅の地下改札口は近隣のデパートやホテル、ビルなど繋がっていて、
そこはブティックや様々な雑貨、そして飲食店が入った大きな地下街になっている。
カレと落ち合ってその地下街を歩いていると、
ジュエリーショップのショーウインドウをのぞいてカレは言った。

『あのネックレス、アイに似合うと思うんだけど』

「わぁ、素敵〜〜、馬蹄形のペンダントだぁ。いいなぁ。
 でも、値段も結構するよぉ」

『これくらいなら全然かまわないさ。さぁ、中に入ろう 』

カレは中に入ると店員さんを呼びました。

『すみません、外に展示してたネックレスを嫁さんに見せて欲しいんだけど』
「うふっ」(ありがとう、あなた。 大きな声で嫁さんだなんて)

『奥さま、どうぞ』

店員さんにネックレスを付けてもらい鏡を見ました。
ホワイトゴールドの外周の中に小さなダイヤが光っててとっても綺麗。

『こちらは幸運を呼び寄せる"馬蹄"形でとっても人気のものです。
 お肌がとても綺麗な奥さまの肌に映えて、とってもお似合いですよ』

「え〜そうですかぁ、でも、とっても素敵なネックレスですね」

『どう、気に入った? お・く・さ・ま』

「もぉ〜、、うん、とってもぉぉ」


カレが渡したクレジットカードを持って店員さんが奥へと行く。

「ねえあなたぁ。
 幸運だったら私はもう呼び寄せちゃってるよね〜」

『ん?』

「だってぇ、あなたと一緒になれたんだもん」

『あはは、幸運なのは俺のほうさ。
 でも、アイはツイてるよ。ツイてる奥さんだよな。
 しっかりとしたものをね 』

「え? 、、あぁ、もぉぉ、ばかぁ」

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つづく

イイネ! PC 8A8Np6di
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