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仁美
10/30 21:38
こんばんは〜♪
仁美妄想劇場、続きを書いていきたいと思います。
…会社の女子社員の制服はスカート無しでパンティー1枚…
人事部の部長、北村が発した言葉に更衣室は大騒ぎになった。
「ええ!? 絶対イヤや、そんなん!」
「ウソやん! そんなんあり得へんわ!」
「イヤです、絶対!」…
他の新人女子社員が一斉に抗議の声を上げる中、呆然として言葉を発することも出来ない仁美…
…ウソでしょ…
まさか、冗談よね…
「これはウソや冗談じゃありません。わが社の女子社員の制服は下半身は下着のみ。あなた方は正社員の契約時に配布した規約書をしっかり読んでなかったのですか?」
え…?
みんなが一斉にポカンとする…
北村がまたニタニタとイヤらしい笑いを顔に浮かべる。
「あなた方は正社員の契約書にサインしたでしょう。その時、規約書も渡したハズです。そこに制服の記載があるでしょう。女子社員には毎日下着を配布するので、業務中下半身は下着のみを着用すること、と。」
ニヤリ…
「この規約書をもう一度しっかり読みなさい」
いつの間にか手にしていた規約書を裕美に手渡した。
女子社員は裕美の周りに集まり、規約書に目を通すが…
必要以上に枚数があり、しかも細かくて小さな文字がズラリ…
普通なら、到底読む気が失せるような規約書に、「こんなん… 全部読む訳ないじゃないですか!
大体制服のことなんて、どこに書いてあるんですか!」
気の強い裕美が北村を睨みながら言うと、
「読むか読まないかはあなた方の勝手でしょう。58ページをご覧なさい」
裕美が58ページを開き、みんなも囲みながらそのページを読むと…
確かに、北村の言う通りの記載があった。
更衣室にまたざわめきが広がる…
「こんな…! こんな小さい字で書いてても気づくハズないじゃないですか! こんなん、騙しです!」
裕美が騒ぎ立てると、
「そうですよ! こんなんひどすぎます!」
そう言うと興奮のあまり、泣き出す祥子…
「イヤや… イヤイヤ、絶対イヤ!」
同じように泣きながら突っ伏してしまった心美。
渚は…
先ほどからショックのあまり、手で顔を覆いながらシクシクと泣いている…
仁美は同じようにショックを受けながら、言葉を発することも出来ず、契約書を書いた時のことを思い出していた。
そう言えば…
契約書を書いた時、規約書やら何やら、いろんな書類を手渡された。
随分いろいろと手渡されるのだな…
そんなことを思ったような…
「これは当社の規約書です。また家で目を通して下さい」
そう言って手渡された規約書をパラパラと見たが、とても小さな文字がギッシリと並び、しかもやたらと分厚い規約書で到底読む気にはなれなかった…
さらに契約のお祝いだとかで、この会社の商品、つまりランジェリーをいろいろプレゼントされた。
随分気前のいい会社だと思ったが、今から思えば規約書のことなど、忘れさせられるように仕向けられていたのか…
「あの…」
言葉の主、仁美に北村が視線を向けた。
「何ですか? 仁美君」
「規約を守らなければどうなるのですか?
私、こんなの従えません」
きっぱりそう言った。
すると北村はわざとらしく、大袈裟にため息をついて…
「やれやれ、最近の若い子達は… 本当に困ったものです。… 規約書の60ページをご覧なさい。規約に従わない者は社内の規律を乱した罰として、罰金100万円と書いてありますが?」
仁美や他の社員はまた驚愕し、そのページを読み上げる…
「なんて… なんて会社なの!? こんな会社、もう辞めるわ!」
裕美はそう叫び、着替えの服を持ち、部屋を出て行こうとする…
「いいんですか!? 裕美君!」
北村の大きく、威圧的な声にみんな飛び上がるほどに驚き、さすがの裕美も一瞬ビクッとして、北村を見つめる…
「規約書の最終ページをご覧なさい。入社して3ケ月以内に、規約を不服として退職する者は罰金500万円を支払ってもらうことになりますが…」
北村はニヤリと笑い、「それでもいいならどうぞ、お辞めなさい」
余裕の表情で言い放った。
絶望感に襲われながら、最終ページを見る5人の新人女子社員達…
ワ〜ッ💦
心美と祥子がより大きな声で泣き出し、渚はしゃくり上げるように…
「ひどい!… ひどいわ!」
裕美はもう怒り心頭の表情で、
「いい加減にして下さい! この会社を訴えます!」
そう叫ぶが北村は平然と
「訴えるならどうぞ、結構です。でもね、裕美君…
契約書にサインしたということはね、いくら泣こうがわめこうが、従ってもらわないといけないんですよ。大人の世界とはそう甘くないんです。あなた方は契約したんだ。それに従わないなら、違約金を支払ってもらうのみ。訴えたところで貴方に勝ち目はない。契約書にサインするということはそういうことなんだよ。分かるかね? 」
意地の悪い笑みを浮かべながら、北村は余裕の態度だった。
「…」
もう言い返すことも出来ない裕美…
勝負ありと感じた北村は表情を緩め、
「さ、皆さん。ちょっと驚かせてしまったようだね。まあ新人さんにはショックだったかな…
でもね、悪いことばかりじゃない。わが社はね、そんな君たちの努力には大いに報いる用意がある。普通新卒の給料なんて手取り20万くらいだが、喜びたまえ。わが社はね…」
そこで言葉を切ると、5人の顔を見渡しながら、余裕の笑みを浮かべて
「なんと新卒でも倍の給料、手取りで40万くらいもらえるんだよ!
ボーナスは1年目でも手取りで軽く100万円を超えるんだ! 凄いだろう!」
両手を広げ、大袈裟にはしゃぐ北村…
続く♥️😚
イイネ!(5) K pcR7bEbU
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