[2672]
仁美
10/31 21:07
こんばんは〜(^^)
さあて、今夜も仁美妄想劇場の続きを書いてみたいと思います♪
…北村の言葉に、またもやポカンとする新人女子社員達…
え?
給料手取り40万?
ボーナスは軽く100万を超える?
…泣いていた渚、心美、祥子に、先ほどまで怒り心頭だった裕美まで、唖然としている…
その様子を見て、北村はニヤリと笑いながら、
「どうです? 気が変わりましたか?」
悦に入った様子で新人女子社員達を見渡した。
「…そんな、お金で釣ろうたって… 軽く見ないで欲しいわ…」
裕美は気丈にそう言ったものの言葉には先ほどまでの勢いはなく、北村の言葉に心が揺さぶられているのは明らかだった。
「おやおや、裕美君は強情ですねえ… 心美君はどうですか?」
「…私も… やっぱり嫌です。そんなの… やっぱり嫌!」
また泣き出す心美…
「祥子君は?」
「… 本当にそんなに貰えるのですか? 信じられない… 」
「渚君?」
「… 嫌です。そんな恥ずかしいこと、絶対に出来ません」
ベソをかきながら、首を横に降り続ける…
やれやれと言った表情の北村。
「仁美君も嫌かね?」
「… 女だからってバカにしないで下さい。いくら給料がいいからってそんなの… 我慢出来ません」
北村は深いため息をついた。
「困った子達だ… 私の言ったことはウソじゃありません。社長はとても気前のいい方だ。皆さんには恥ずかしい思いをさせるかもしれない。でもそのお陰でわが社は次々と新しく、斬新なアイデアが生まれてヒット商品を作り出すことが出来る。君たち若くて綺麗な女子社員のお陰なんだ。その代わり、君たちには給料で報いたいとお考えなんだ。後できちんと給与辞令を渡すので、私の言ってることがウソじゃないことを確認してくれたまえ。あ、それともうひとつ言い忘れたが…」
北村はまたニヤリと笑う…
「さっき3ヶ月以内に、規約を不服として退職する場合は違約金500万支払ってもらうと言ったね。だがもし、3ヶ月頑張って働いてくれた場合…」
ニヤニヤ… 言葉を切って女達の顔を見渡して…
「頑張ったご褒美として、特別ボーナスが100万支給されるんだ! 半年頑張ればさらに100万、1年頑張ればさらに200万!」
…さすがにこの言葉には驚きを隠せず、明らかに先ほどとは違う感情が芽生えた女達…
「どうかね? こんないい条件、ないと思うが?
新人で年収1000万超えだよ? ん?」
北村が満面の笑みを浮かべる。
「さあ、どうかね? 裕美君?」
「… それ、ホントですか?」
「ああ、もちろん、本当だとも! 働く気になったかね?」
「… で、でもやっぱり…」
完全に気持ちは傾いているハズだが、裕美のプライドが辛うじて、意思に反する言葉を吐かせた。
「心美君、祥子君、渚君は?」
「… 」
誰も答えられない…
しかしもう泣いてる者は誰もおらず、明らかに心が揺れ動いている…
「仁美君はどうかね?」
北村の強い眼差しが仁美に向けられる。
「… ひとつ、聞いてもいいですか?」
「ん? 何だね?」
「私は… ランジェリーが好きで、素敵なランジェリーを作りたい、私の作ったランジェリーを世に送り出したい、そう思って入社しました。だから…」
「…ふむ?」
「…だからここで働きたい、そう思ってます。でも、下半身下着だけの理由が貴方達、男性社員を喜ばせる為だけなら、この会社を辞めます。でも、下半身下着だけという理由が商品開発の為に、私達がモデルをするのだというのなら…」
ごくりと唾を飲み込む…
「私達が下着1枚で頑張ることが、会社の為になるというのなら… やってみようかと…」
他の女子社員達が一斉にびっくりした表情で仁美を見る。
その傍らで手を叩き、破顔一笑の北村…
「よく言った! 仁美君!」
続く💜
イイネ!(5) K pcR7bEbU
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