12/27 20:56 ラストです…♪
No.192[番外編…女装専門店『エリザベス』③]
多分次の週だったと思います。
私はまた、エリザベスへ行きました。
今度はもうあまり躊躇しませんでした。
エリザベスが入るビルの手前まで来ると、周りをキョロキョロ…
やっぱり店へ入るところを見られるのは気恥ずかしいので💦
人通りが途切れたタイミングを見計らって…
私はサッと階段を登ります。
ドキドキ…
早足で階段を登り、扉を開けます。
カランカラン…
また軽快な音楽が流れています。
確かその日は、私以外にもお客さんが2、3人いました。
私は自分のことでいっぱいいっぱいなので、あまり他の人に気を配る余裕はありませんでしたが…
中には明らかに女装娘さんではないであろう、中高年のオジさんも…(笑)
なんか女装通信のような雑誌を見てたような？
ランジェリーもチェックしたり…
ああ、なるほどね…
女装専門店だから女装娘さんしか来ないってことはないんだ。
女装娘さんに興味のある人も来るのかな…
そう思ったような気がします。
あっちの人は…
若いし、私と同じ女装かな？
チラ見したりして(笑)
おっと、そんなことをしてる場合ではない、私も早く買い物しなきゃ…
ようやく集中して、物色し始めます。
前回来た時にあらかじめ絞っていたつもりですが、素敵な品々の前にどうしても目移りしてしまいます。
あ、アレもいいな…
やっぱりこっちかな？
いつしか熱中して、アレコレ物色しているうちに、ふと視線を感じます。
パートさんかな？
その時、店には店員のオバさんが二人いらっしゃって、商品を整理したり、補充したりしていました。
そのお二人がレジから、私の方を見てヒソヒソと話をしていたのです。
「…ねえ、あの子…」
「うん、うん…」
決して嫌な感じのヒソヒソではありません。
お二人とも関心のある表情で、私を見て頷いたり、何やら話をしたり…
私は少し恥ずかしくなり、視線をそらしてまた買い物に集中します。
ちょっと集中出来なくなったけど(^o^;)
結局いろいろ迷った挙げ句、私は買い物カゴに2、3点のグッズを入れてレジに…
先ほどのパートさんらしきオバさんが1人でいらっしゃいました。
さすがにこの時は私をジッと見たりはしませんでしたが(笑)
でも全然、嫌な雰囲気の人ではありません。
優しそうな人です。
結局買ったのは、紫色のパツパツのボディコンミニ👗、ブラジャー、あとは…
覚えてません😅
レジのオバさん、手際よくレジ打ちしていましたが、ブラジャーを手に取り、ちょっと首をかしげます。
私の体型をチラッと見て、商品を見て…
「これ… ちょっとサイズが合わないんじゃないかな… 大丈夫ですか？」
親切にアドバイスを☺️
ただ、その時の私は気恥ずかしさでいっぱいいっぱいです(笑)
「ハ、ハイ、大丈夫です💦」
慌てて答えました。
確か、結構大きめのブラジャーだったと思います。
巨乳サイズの❤️
帰ってから着けてみると、確かにオバさんのいう通り、大きかったです(笑)😆
帰り際、チラッと扉の前でチラッと振り返ると、また二人が私の方を見てヒソヒソ…
「…やっぱりあの子…」
「…絶対似合う…」
「うん、似合うよね…」
何やらそんな会話が聞こえてきました。
私は恥ずかしくなり、慌てて店を出ました😅💦
女装専門店での、初めての買い物でした。
その後も何度か足を運び、買い物をしたと思います。
ただ、お値段は高めなので、買えるものは少なかったけど(^^;
また一歩、女装の世界の奥深くへ入り込んだ体験でした♪
イイネ！(9) 
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