[29]  西野真由美
05/05 00:00
>>27
続き

「あら、かわいいわ。よく似合ってるじゃない。ちょうど先方もみえたから、ご挨拶しましょうね。さあ、いらっしゃい。」

＃＃＃

「〇〇さま、お待たせいたしました。西野真由美でございます。さ、ご挨拶して。」

「西野、真由美、です。よろしく、お願い、します。」

「はじめまして。真由美ちゃん。これからよろしくね。少し緊張しているようだけど、心配はいらないよ。きみは安心して勉強やスポーツに打ち込んでくれたらいいからね。きみの未来をしっかり応援させてもらうからね。」

「それじゃあ、〇〇さまと書類のやり取りがあるから、その間にお母さんにお別れをしてきなさい。と言っても、すぐに会えるけどね。」

「は、はい。失礼、します・・・」

＃＃＃
「いかかですか、西野真由美は。」

「ああ、イメージどおりだ。気に入ったよ。」

「それでは、ご契約ということで。」

「ああ。金額もそれでいい。明日振り込むよ。」

「それでは、呼んでまいりますので。ここでお引き渡しということで。」

「ああ、頼むよ。真由美ちゃんを早く味わいたいんでな。」

「あ、申し忘れましたが、その紙袋の中に先ほどまであの子が着ていた洋服一式が入っていますから、記念にお持ち帰りください。あの子はもう、自分の好きな洋服を着ることはないんでしょうから。」

＃＃＃

「さあ、西野さん、〇〇さまのもとで、頑張りなさいね。困ったことがあったら、いつでも相談するのよ。」

「はい。ありがとうございます。」

「さあ真由美ちゃん、そろそろ行こうか。今夜はきみのために素敵なディナーを用意したからね。」

「はい・・・」

＃＃＃

「ふぅ・・・あの子、どれくらいもつかしらね・・・。」



イイネ！(3) PC sdU5Ll0f
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