[318]  中田氏
08/30 22:41
数年前、それは夏も終わりに近づた夜の公園での出来事だった

女装と男性の10数人が3つあるベンチのところで
楽しく話をしていた。

そこに一人の女装さんが現れた。

それを見た女装のAさんが立ち上がり近づいて声を掛けた。
「こんばんは」

夜の公園は街灯があるのだがそんなに明るくはない

街灯を背にするとその人の顔が逆光になり相手からは顔が見えるがこちらからはよく見えないという現象が起きる。

しかしその女装さんもAさんの顔がはっきり見えないらしく会ったことはない人と思ったのか
「こんばんは」
と返事をしたのだった。

Aさんはその女装さんの顔は良く見えなかったが聞き覚えのある独特なダミ声を聞いてAさんも周りの人もすぐに自称レジェンド女装だと気が付いた。

そこに居た人で自称レジェンド女装とは顔見知りの人は5人ほど来ていた
(自称レジェンド女装はそれらの人達の悪口を掲示板等に書いていた)

自称レジェンド女装は手前のベンチに座っていた女装Bさん(悪口を書かれていた人)に近づいて顔を見た

すると自称レジェンド女装の顔から血の気が引いたのか白塗りの顔が更に真っ白になり
「し、知ってる人はいない」
と訳のわからない独り言を言いながら急ぎ足でその場から逃げて行った。

そしてその場に居た10数人は真っ白な顔の残像が目に焼き付き、呆気にとられて暫く誰一人声を発する事が出来なかった

そんな夏の終わりの夜の不思議な出来事だった

イイネ!(6) SO-01J
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