[391]
恵一
05/13 11:59
>>390
大杉酒の思想信条は別として,彼は独特の恋愛観を持っていたようです。
即ち,それぞれが経済的に独立し,同棲せずに別居し,互いの自由(性的自由をも)を,
完全に尊重し,かつ実践する。言うは易し,行うは難しで,大杉の私生活は乱れに乱れます。
同棲していた某未亡人。同時に堀保子を内縁の妻とし,東京日日新聞の才媛,神近市子と深い仲になり,更に伊藤野枝と恋愛関係になる。
当時の大杉の懐具合は芳しくなく,神近市子が主に経済的援助をし,伊藤野枝との関係に嫉妬し,葉山日陰茶屋にて刃傷沙汰に及びます。
その後,甘粕大尉等,憲兵隊の残虐なリンチにて大杉と伊藤野枝は死に至ります。
大杉栄は,危うい魅力を持ち,幾多の女性と浮名を流し,当時の日本で最も自由だった男です。 彼の陸軍幼年学校の学業成績は主席でしたが,操行は最下位。
例えば,喧嘩や,就学旅行先での性的行為(両刀使い)により,停学処分を受けたりし,
在学二年で退学し,その後上京し,東京外大仏文科に入り,その後の思想信条の形成をしていった様です。
「思想に自由になれ。
しかし,また行為にも自由になれ。
そして,更にまた動機にも自由になれ。」
大正,昭和初期の時代背景を考えれば,いかに彼が翔んでいる男かと思う次第です。
イイネ!(2) PC
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