[5]  さわこ
06/23 05:14
第三回妄想

その頃、夫とは結婚して18年が経ち、子供たちも独立しています。中学1年生の甥が近くに住んでおりたまに遊びに来たりします。趣味が釣りの夫がたまに釣りなどに連れて行ったりしているので懐いていました。
甥は一人っ子で妹の子供ですが父親である夫の義理の弟は単身赴任の為、遊び盛りの男の子は義妹にには手に余るみたいでうちにもよく遊びにきていました。妹は私のことを理解してくれて夫抜きで仲良くしています。
元々、夫の連れ子がいました。
私は子供が産めるわけではないので連れ子がいてとても安心しました。
結婚して5、6年くらいまでは夫婦生活もそれなりにありましたが、それでも子供の成長につれて寝室も別になり、子供が大きくなった頃から家族4人が別々の寝室となり子供たちが独立した後もそのままになってしまいました。
寝室が別になると夫婦生活の回数もめっきり減ってしまいます。
仲は決して悪くないのですが、夫とはいつのまにか極端に回数が減ってにしまいました。
だからでしょうか、私が若い男性とメールアドレスを交換したからと聞いても何とも思わなかったようでした。

その後、私は省吾くんと時々メールのやりとりをしていました。
私は息子のような年齢の省吾くんを“男性”として意識するようなことはあるはずもなく、普段やりとりをするメールの内容も夫に話していました。

省吾くんからやりとりの中で聞いた話です。
省吾くんは32歳で独身、マンションで一人暮らしをしているとのことでした。

ご両親が数年前に離婚し、お父さんは省吾くんより年下の女性と再婚されたらしいのですが、一緒に暮らす気にもなれず独立したらしいです。
実のお母さんとは音信不通で、なかなか複雑な家庭環境で育ったようでした。
省吾くんはそんなことを感じさせない明るい好青年でした。ですが息子のような歳の男性なので何も思うこともなくメールのやり取りを夫に話したりしていましたし、夫もまたも適当に聞き流しているようでした。

私たちのメールは本当に他愛もないものがほとんど、普段の子供たちや甥とのメールのやり取りに省吾くんが加わったようなものでした。逆に今は子供たちや甥よりも省吾くんとのやりとりが増えた気もしていましたが。

内容は

゛今日はまた新車売りましたよ゛

゛ヤッタネ!!おめでとう゛

とか、

゛今日のニュース見た?ひどいよね〜、シンジラレナイ〜゛

みたいな感じでどうでもいいようなものがほとんどでした。
私は母親でもありますので若くて一人住まいの省吾くんの食事を気になっていて

゛省吾くん 今日はなに食べたの?゛

゛え〜と 朝はコーヒーだけ 昼はラーメン 夜はビールとコンビニ弁当かなー゛

゛何よそれ 野菜が不足しているわね だめよ そんなの゛

みたいな感じでついつい省吾くんの食事の内容を聞いている日が多くありました。
そんなメールが続いていたある日、省吾くんから

゛じゃあ、里美さんの手料理ご馳走になっちゃうかな゛

というメールが来ました。

食生活のことを聞きすぎたからでしょうか。やはり自分の子供たちと重なってしまい

゛そうね〜、とても見ちゃいられないわ、自炊しなさいよ 教えてあげるから゛

と返事をしていました。

その頃までに、省吾くんは私のことを“麻木さんの奥さん“から“麻木さん”そして“里美さん”に変わっていました。

Wえ? 教えてくれるんですか?
じゃあ教えてもらおうかな。良いですか?"

Wうん、良いわよ。でもちゃんと自分で作らないとだめよ?"

"はい、でもそういうの苦手だから。僕結構要領悪いですよ?"

Wうん、大大丈夫。ちゃんと教えてあげるから。私に作らせて自分だけ食べようなんて思ってちゃだめよ?W

Wバレましたか?(笑)はい、がんばります。里美さんはいつが都合いいですか?W

Wそうね、パートの予定を見ると○月○日がいいみたいだけど、確実なことはパートで確認しなきゃ行けないからまた連絡するね?W

Wわかりました。じゃあ僕もその日に都合つけられそうか明日確認します。よろしくお願いします。W

WオッケーW

Wご主人には、、、麻木さんには僕の方からお話ししますね。W

W大丈夫よ。私から話すよ。主人には晩ご飯作っていくからW

Wわかりました。すみません。お願いします。W

WうんW

と返事をしました。

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