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01/06 16:39
>>739

くまさん🐻へ>ALUHINO STORY
わたし『お客様』って呼ばれるの、あまり好きじゃないの…常連でもないのに
図々しいと思われるかも知れないけど「じゃあ、呼び捨てって訳には行かないから、香織(さん)でよろしいですか?」『ええ、有難うございます』「香織さん、コーヒーお待たせしました」『ありがとう!でも、何か変な感じ…ごめんなさい、勝手にこっちから頼んでおきながら。』

コーヒーを飲んでる間、私は暫く窓の外の景色を観ていました。観て居たと言うよりは、なぜ初対面のマスターに自分を名前を呼んで貰うように頼んだのか、少し恥ずかしく成ってしまったからかも知れない。それともそう呼んでくれる人が居なくなったから?さっきよりも少し、日が翳ってきたような気がしました。窓から見える街路樹の横の外灯の明かりが、少しずつ明るくなって来た感じがしたからです。

『ほろ苦くて、とても美味しかった…本当に温まるわ、もう一杯頂けるかしら?』「かしこまりました。」長身で体格の良いマスターは姿勢がよく、礼儀正しく、動作に隙が無い、それで居て嫌味が無かった。年下の私から失礼かも知れないけど、何故かどこか可愛らしささえ感じられました。『ふふっ…』「どうかしましたか?何か?」『あら、ごめんなさい、何でもありません。ただ何だか、楽しくなって来ちゃって。』私がそのお店にたびたび通うようになるとは、その時はまだ知りませんでした。


イイネ!(6) PC
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