[846]
日の出和彦
01/22 14:29
週末は毎回の如く欲しくなる。それが香織の本心だった。
今夜は黒のタイトスーツと12pのピンヒールを身に着け、妄想と期待に胸を膨らませて少し肌寒い夜の街を散策していた。
やけに閑散とした夜更けの公園は、やはり昨年から流行りの疫病のせいか。
そんな夜更けに、特別淫靡な装いで外を出歩いている自分を持て余し気味ではあっても、内に秘めた欲望を抑えることが出来ない自分がいた。
(ああッ、今夜はどうでも我慢できない!)
その小さな唇から吐息を漏らしながら、自分の淫靡な血が騒ぐのを抑えきれない香織は、タイトスリットから見事に伸びたナイロンに締め付けられた両下肢を徐に進ませていた。
いつの間にか、背後で革靴の乾いた踏み音が近づいて来たかと思うと、いきなり背後から上半身を抱きしめられた。
「うあッ、誰!?」
突然の羽交い絞めに言い知れぬ恐怖が香織の全身を覆うと、
「へへへッ、あんた、全くいい女だぜッ」
男の囁きが耳に届いた。
「ああッ、いきなりは嫌!!」
香織は心ばかりの抵抗を示すと、男の欲望を促しかねない甘い声で、男の行為に応えた。
「ひひひッ、こういうのも時にはいいだろう?」
そんな香織の胸中を見抜いているかのように、男は遠慮会釈なくタイトスリットの中に腕を差し込んできた。
「ああッ嫌!!」
勿論、この訴えは嫌悪からのものではなく喜悦の訴え声だった。
男はそんな香織の本性は百も承知なのか、分厚い唇を香織の耳に押し付け、耳孔に舌を押し込んで来た。
「ああうんッ!」
それだけで立ってはいられない凄まじい快感だったが、それでも香織は首を後ろに仰け反らせて男の舌の感触を味わっていた。
一層気をよくした男は、伸ばした腕を香織お気に入りのナイロンTバックの上から逸物を撫でまわし始めた。
「おお、今夜は特別感じているようだな。気に入ったぜ香織」
わざとやらしい口調で香織の欲望を募らせる男は、どうやら香織の知り合いらしかった。
男の太い指は、薄い生地の上から香織の逸物を爪で掻き揚げた。
「あうッそれいい!!」
足の指先の震えを抑えきれない程の快感が香織を襲う。
ストッキングは、勿論ガーターフリーの為、男の爪の淫靡な動きがぴったい張り付いたナイロンの生地を通して、香織の逸物に脈打つように響いて来る。
直に触れらえるより、この方が香織は大好きだった。それは、自分が女として嬲られている意識がより強く確認できるからだった。
そんな香織の欲求など、とうにお見通しであるかのように、男は一層指の動きを速めナイロンが破れんばかりの勢いで香織を嬲りだした。
「いいぞッ香織!全くいい女だ!!」
勿論このセリフは、男が香織を昂ぶらせるためのものだった。
香織のモノを甚振りながら男は、もう片方の腕を小ぶりだが柔らかい香織の臀部をタイトの上から撫で廻すのである。
イイネ!(5) PC
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