[949]  日の出和彦
02/05 12:02
「淫美の館」
第3章
狭い個室での交わりは、ホテルのベッドでは味わうことの出来ない擂れた悦楽を満喫できた。自分をこれほど迄に『女』として扱ってくれる男に、場末の映画館で出会う事が出来るとは、正直思ってもいなかった香織であった。
男は香織のエクスタシーの壷を心得、何度も何度も絶頂を味会わせくれた。
Tバックは、ワザと脱がさず横へ外らし片側ボールと肉棒のみをナイロンから引き出し、アヌスに電動小型バイブを挿入し前立腺を裏から刺激、口腔粘膜で香織の肉棒をこれ以上ない程に嬲り尽くした。
ストッキングもブラも身に着けたままタイトミニは腰まで捲き上げ、臀部を隙間なく舐め回された。
香織の躰に電流が走り、指先から下肢の爪先まで痺れあがる様な快感が幾度も繰り返し襲っては、香織に寛悦の叫びをあげさせた。
「ああああああああッ!!私もう変になっちゃくッ!!!!!」
「いいぞお姉さん!気が狂ってしまえッ!!」
そう答えると男は、香織の柔らかく弾力のある尻を思いっ切り抱え上げ、屹立した己が男根を蕾を引き裂くが如く挿入させた。
「嫌んんんッ!!いいッ!こんなの初めてッ!!!うあんッ私犯されてるぅ!!!!!」
 女が男に犯され、やがて絶頂を極める時の焼け付く様な感覚とはこの事だったのかと、香織は心底認識するに至ったのである。

                            『淫美の館』〜完〜

イイネ!(2) PC
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