[953]  香織
02/06 17:56
“碧い海と越後の夜”その@
 
 その映画館は新潟市の郊外にあり、護国神社、マリンピア、西海岸公園を望む日本海より少し内陸に入った場所にありました。丁度、商店街の入口>出口?の片隅に立地していて知らなければ通り過ぎてしまう位、ひっそりと佇んで居ました。中に入るとカーテンで仕切られた小窓に受付があり、確か1,050円位だったと思います。中で食事は販売していないので声をかけて外出することも可能でした。駐車場は少し離れたところに8台位そこが一杯なら反対側にtimes24もあります。

 今夜は”下見”のつもりで…紺の金ボタン付きミニワンピに、パンストの上に黒のニーハイ・ソックス、白い網目のカーデを羽織ってチョット“エロ”剥き出しかな>?  駐車場に車を停めて、バックバンドのオープン・トゥ・パンプスに履き替え、バッグと荷物を持って映画館に向かいます。反対側の歩道を帰宅途中?のOLが歩いて居ました。“もうこんな時間、8時に家を出たのに、幾ら高速でも流石に300km超ともなると3時間以上は掛かるわね。何とか午前様にはならずに間に合ったけど、駐車場がいっぱい!結構人入ってるみたい。”

 閉ざされた大きな扉(良く映画館に或るドア)を開けて中に入ると、然程大きくないスクリーンが目に飛び込んで来ました。昭和の香りがする“ロマンポルノ”のような映画が掛かっており、後席には何台かのモニターが設置してあり、別のAVが流れて居ました。良く見ると前席には背凭れの高い長椅子のソファーが何台かあり、他の座席は何故か車のシートでした。(リクライニング出来るから>?)2階席も在るようです。 

 私は少し休もうと、後席壁際にあるベンチに座り、メンソールのタバコを取り出しました。何人かの視線を感じましたが、少し疲れたので、ちょいと一服。館内は然程暗くなく、近くにいる人の顔位はモニターのおかげで確認出来ました。左隣のベンチ“リーマン”らしき人が座りました。(会話が面倒なので合えて顔は向けませんでした。)大体面倒な男は“何処から来たの?ここ初めて?待ち合わせか何か?”とか聞いて来る。そんなのだッたら何も言わずに触られた方がまし。>アタシ捻くれてる>?)

 ベンチに座って脚を組むのは、組まないとミニなので中が丸見えになってしまうから。それでタバコ吹かすしてると如何にも偉そうに見えるけど、これも一つの“ボディガード”なのかも?(シャロン・ストーン気取り?)それでも根性の在る?男は声をかけて来るでしょ?「お姉さん、ひとり?横座ってもいい?」(ほら来た!)『どうぞ…』私はバッグを反対側にどけた…どうしても嫌な場合はどけない。「こんな遅くにどうしたの?飲み会の帰りかなんか?」『いえ、海に来たかったので今夜はお泊り。』
 
 「ああ、じゃあ県外から。遠いのかな?…それにしてもキレイな脚だね、やっぱり惜しげもなく出すのは、自信があるからなんだろうね。」(悪い気はしない)『ストッキング履いてるから、綺麗に見えるだけだよ』「少し触ってもいい…?」(触られるのもキライじゃない。)私は小さく頷いた…右隣のベンチの人がこちらを気にし始めていた。前方のスリーン横の通路から上がって来た男もチラチラこちらを見ながら近く座席に座った。トイレはスクリーンの横らしい。

イイネ!(24) PC
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